太行山脈の百年の歴史を持つ村、大梁江村の簡単な紹介

太行山は中国の有名な山の一つです。太行山に来ると、雄大な山頂を眺められるだけでなく、その独特の景色も楽しめます。太行山脈には100年以上の歴史を持つ古代村落も多く、当時の先人たちは知恵を絞って独特の村落を築いてきました。

大梁江村の起源

大梁江村は明代初期に建設されました。人々は戦乱を逃れるために太行の山奥に移り住み、ここに村を築きました。この村が大梁江村と呼ばれるのは、川に近いからではなく、水が極端に不足しているからです。地元の人々は水を求める気持ちを表現するために、この村を大梁江村と名付けました。この地はもともと山西省に属していましたが、後に河北省の管轄下に置かれました。

何百年もの間、ここの交通は不便で、外界との交流もほとんどありませんでしたが、そのおかげで古代の姿を完全に保っています。明代から、地元の人々は厳しい条件の中で太行山の石材を使って石造りの村を建設し、建築家からは「山西と河北が融合し、北京の巧みな要素が加わった」と賞賛されました。山の地形を生かして家屋や中庭が建てられ、中庭のある家屋もそのまま残されています。石造りの家屋や通りは防御力が高いだけでなく、深い歴史感も反映しています。

大梁江村建築の概要

大梁江村は古い村なので、全体的なデザインは完璧です。大梁江村には防衛のために「霊慈閣」という門が一つだけあり、この門以外から村に入ることは極めて困難です。 「霊慈閣」には関帝廟、観音廟などの寺院も建てられており、祭りの時期には村人たちが集まる人気の場所になります。

多くの古い村落と同様に、大梁江村にも乾隆時代に建てられた古代劇場があります。古代の舞台の隣には、樹齢千年以上のニセアカシアの木があります。時間の経過により、このニセアカシアの木の芯は腐ってしまいましたが、村人たちは大切に守ってきたため、今でも青々と茂り、人々に多くの洞察を与えています。

現在まで、大梁江村は観光名所となっており、太行山を訪れた観光客は、大梁江村を見学し、本物の太行山料理を味わうためにこの地を訪れます。